進撃の巨人を読み解く

進撃の巨人はSFを下敷きにしたヒューマンドラマだ・・と思う

092 世界観④ ラジオネーム壁の王さんからの投稿


みなさんこんにちは。

 

 

また無駄に長くなってしまいました。これもスルー推奨文書ということで。

 

 


!!閲覧注意!!
この記事は 生命-I から始まる一連の記事の他、当ブログの過去の記事をご覧いただいていることを想定して書いています。最新話のみならず物語の結末までを含む全てに対する考察が含まれていますのでご注意ください。当然ネタバレも全開です。また、完全にメタ的な視点から書いてますので、進撃の世界にどっぷり入り込んでいる方は読まない方が良いかもしれません。閲覧に際してはこれらにご留意の上、くれぐれも自己責任にて読むか読まないかをご選択いただけますようお願い申し上げます。あなたの選択とその結果に対して、当方は一切の責を負うものではありません。

※画像は全て 「進撃の巨人(諌山創著 講談社刊)」 より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。注記の無いものは全て30巻121話からのものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


[ラジオネーム壁の王さんからの投稿]

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♪今回も大好評の「フリーダさんの気持ちになってみよう」のコーナーからいきましょう。まずは壁の王さんからのお便りをご紹介します。

 

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つい先日なんですけど、家族で団欒してたら髭メガネのオジサンがやってきたんです。

 

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オジサンはまくしたてるように「助けて」みたいなことを言うんです、めっちゃ早口で。助けられないよって伝えたら今度は私と家族を殺すとか言い出すんです。むちゃくちゃじゃないですか?

 

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そういえば、誰も知らないはずの場所に来た時点でアレな人かなと思ってたんですけど、やたら周囲を気にして落ち着かないそぶりでした・・

 

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これはよく分からないけど殺す理由を言ってるっぽいです、早口で。とりあえず私も家族を守らなきゃって決めたんですけど、今度はなんかブツブツ言いながら座り込んだんですよ、ううぅ・・

 

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なんかキモいけど、思い留まってくれたんならそれはそれで良かったかなとか思ってたら、

 

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急に人が変わったようになって襲ってきました。結局それか。この人なんだったんでしょう? これが”受信してる人”とかそういうの? あの時私が違う答えを返していたら、結果は違ってたのかな・・


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とのことです。いますよね~、あまりお近づきになりたくないタイプかも。みなさんも夜道には気をつけてくださいね。続いてラジオネーム真の王さんからはこんなクイズが届いています。

 

この中にボクの可愛い弟クンがいるんだけど、どれか分かりますか?とのこと。

 

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答えは”全部”だそうです、なんだそれ。うーん、同じ人と言われればそうなのかな~。もしこれが新人の新連載初回だったら作画崩壊とか言われちゃうかもですね。

 

 

 

 

 

・・えーと、ディスってるわけじゃありません笑

 

進撃は初期の絵が下手だったなんて言われてたりします。もちろん今とは比べるべくもありませんが、動きや表情の描写が巧みだったのは言うまでもなく、人物に関しても誰だか判別できないみたいなことは最初からありません。むしろアルミンとニファが瓜二つだとか、アルミンとウーリが似ていると言われたことは、それ以外が似てなかったからこそ言われたと考えることができるでしょう。今からニファになんらかの回収があるとは思いませんが、似せて描いてるということはおそらく何かしらの設定が作者の中にあるかもと推測できます。逆に言えば、まるで顔芸でも見ているかのようにエレンの顔が安定してないように見えるのは、そういう意図を持って描かれていると考えた方が良いように思います。実際、顔の変化に合わせるかのようにジークに同じようなリアクションを繰り返させることで強調してますよね。

 

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こうして見ると繋がってるように見えますが、別々のシーンです。あれ?なんか違うぞといった感じでしょうか。エレンはまるでスイッチが切り替わったかのように態度を、それに合わせて顔を、変化させていってるように見えます。

ところで冒頭に挙げた場面は、フリーダやレイス家の面々から見れば”エレンとジークは見えない”ことを改めて実感して欲しくて書きましたが、フリーダのキャラが崩壊してる点は冗談としてご容赦ください。レイスの視点から見れば、グリシャの行動は自問自答とでも言うのか、まるでもう一人の見えない自分と話しているような、もしくは”心が分裂しているか”のように見えるかもしれないと思った次第です。

もちろんエレンもグリシャも複数の人格を持っているような感じであることは読者の誰もが分かっていることだとは思いますが、じゃあそれって具体的にどういうことなのでしょうか。エレンは以前のエレンとは違うエレンなのか、アルミンはアルミンだしアルミンなのか、そのあたりを少し整理しておきたいと思います。

 


さて、今までも書いてきたことなので少し端折りながらいきますが、人の個性や人格とはその人の持っている記憶、すなわち情報とその結びつきが大部分を占めていると考えられます。085 記憶 という記事の冒頭でも雑に説明していますのでご興味があれば冒頭だけでもご参照ください。

 

純化した例として、Aさんは”犬”という情報に”以前噛まれた”とか”吠えられた”という別の情報(あるいは記憶)が結びついているとします。おそらくAさんは街中で犬を見かけても見ないように、もしくは近寄らないような傾向があると思います。またBさんは”犬”という情報に”以前懐かれて嬉しかった”とか”撫でて心地よかった”記憶が結びついています。街中で犬を見かけたら積極的に寄っていくかもしれません。

同じ”犬”という情報に対して何が結びついているかによって、思考に違いが生まれ、その結果として行動も違ってくるということです。記憶が、行動を生みます。

 

こんなケースも考えられます。Bさんは犬好きで有名でしたが、ある時を境に犬嫌いになってしまったようです。どうもいつものように近づいたら興奮状態の犬に噛みつきながら飛びかかられてトラウマになった模様。

後から付け加えられた強烈な負の記憶によって思考や行動が変わってしまったわけです。もちろん以前の良い記憶が無くなったわけではありませんから、新しい記憶が今までのそれよりも”強く”結びついた、ということになるかと思います。なにが結びついているかだけではなく、その結びつき方の強さも重要になってくるわけです。

 

そしてここに、”巨人”という情報に”仇”とか”駆逐するべきもの”という情報が結びついている人がいたとします。さらに別の一人は、”巨人”という情報に”かつての同胞”といった情報が結びついているとします。

もちろんこれはエレンとグリシャの話なんですが、じゃあこのグリシャの記憶をエレンに加えるとはどういうことなのでしょうか。

エレンは”巨人”という情報に対して、”仇”と”駆逐するべき”と”かつての同胞”という情報が結びついた状態になると思います。ただし、”仇”などの元々持っていた印象は”なぜ仇なのか”というエレン自身が今まで経験してきた記憶(母が食われたとか)がさらに結びついていて、強固な結びつき方をしているだろうと考えられます。そこに”同胞”という新たな結びつきが出来たとしても一朝一夕に巨人は同胞だという考え方になるとは思えません。

とはいえ、それまではただただ”仇”だと思っていたものに対して新風が吹き込むことになります。そしてさらに、”同胞”に結びついている”なぜ同胞なのか”という記憶も含め、エレンがグリシャの記憶をもとに思索を繰り返すうちに結びつきの強さが変わっていくかもしれません。”仇”なのはむしろ人々をむりやり巨人にしたマーレじゃないか、ならば”駆逐するべき”もマーレじゃないか、といった具合です。すると”巨人”に一番強く結びついているものが逆転して”同胞”となる可能性は充分に考えられます(22巻90話)

 

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-「楽園送り」にされた…オレ達の同胞だ… 

 

同時に”仇”とか”駆逐するべきもの”に強く結びつくものも変わっていくわけです(22巻90話)

 

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-…でも違った
-海の向こうにいるのは敵だ
-何もかも親父の記憶で見たものと同じなんだ…

 

新たな見方、すなわち情報が加わったことで思考や行動が変化する、まぁこれって普通のことですよね。私たちは日々経験した記憶を加えていき、結びつき方を常にアップデートしながら、ゆるやかに、時にダイナミックに思考や行動を変えていってるのだと思います。

ただ、他者はその変化を詳細に見て取ることはできませんから、そこにギャップが生まれるわけです。かつて毎日のように顔を合わせていた友人や知人に久しぶりに会ってみたら、違和感や距離のようなものを感じた経験は誰しもあるのではないかと思います。でも当たり前ですよね。相手は日々変わっていってるのです。そして同時に、相手から見れば私たち自身も変わっているはずですから。

アルミンや104期は「エレンは変わってしまったのではないか」と言っていました。この「変わった」という言葉には「俺達の知ってるエレンじゃない」つまり別人だというようなニュアンスがありましたが、上記のように考えればエレンはエレンなんです、別人ではない。変わったというのはその通りですが、それは当たり前のことで、ジャンもコニーもアルミンだって少しずつ変わっています。でも104期の中のエレン像は以前のまま時間が止まっていたため、離れていたことによって変化のギャップをより大きく感じたのでしょう。そして 040 導かれた者、導いた者 で書いたように、そのギャップは時として人に失望や反発の感情を芽生えさせるのだと思います。

 

 

 

少し長くなってしまいましたが、ここまでは普遍的な、誰もが普段感じていることを言語化したに過ぎないはずです。

 

 


ここからは知性巨人の継承という進撃の独特な部分を考えていきます。

 

基本的な考え方は上記と変わりませんが、記憶をまるごと体験したように放り込まれる点で以下のような違いが出てくると思います。

 

私たちは普段、自分の五感を使っていろんな情報を仕入れ、それを自分なりに咀嚼しながら記憶や知識として貯めていきます。咀嚼というのは要するに、”何か新しいもの”を見たとすればそれを見た”日”、”場所”、”それがなんなのか”、”一緒に見た人”などといった他の情報と結びつけながら自分のものとしていくということです。もちろんそれ自体は継承で記憶を見る場合でも同じだとは思います。

 

ただし例外になってきそうなのは、エレンが全く知らなかった情報群をまるごと継承した場合などです。

たとえば、以前のエレンは「エルディア」という言葉さえ知りませんでした。先述した考え方にならって言えば、エレンは”エルディア”という情報自体を持ってないし、当然そこに結びつく情報が一切無いということになります。ではそこに、グリシャの”エルディア”という情報と、それに結びつく”復興させるべきもの”などといったような情報を一気に付け加えるとどうなるでしょう(※注:継承時点でグリシャはエルディアを復興させるべきと強く思っていたわけでは無さそうなので、あくまで例えと思ってください。)

まずエレンの頭の中では、空白だったところにその情報の固まりができることになります。もちろん先ほどのようにエレンの五感によってその情報を咀嚼していくことになるでしょうが、エレンが”エルディア”に関して持ってる情報はグリシャから受け継いだものしかありません。つまり、なにか外部から新たな情報を仕入れない限り、”エルディア”とそれに結びつく情報はグリシャの完全コピーのようになるでしょう。

犬に良い記憶が結びついているから犬を好きに感じそれに従った行動を取る、情報とその結びつきがその人の思考と行動を生み出すならば、エルディアに関するエレンの思考と行動はグリシャと似たような感じになってもおかしくないと言えます。そう考えれば、エレンが百面相の如く顔を変化させ、いろんな人が混ざっているかのように描かれていることも説明が付きそうです。エレンがエレンであることに変わりはないとも言えそうですが、ある部分は混じったように、ある部分に関しては他の継承者がそのまま出てきたように見えるかもしれません。それはもちろんグリシャも同様のはずですから、フリーダやレイス家から見れば別のなにかが憑依したかのように見えたりことも考えられるでしょう。

 

 

さらに進撃では、それを時間の概念と絡めることで面白い仕組みにしているようです(30巻120話)

 

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-ジーク…
-そこに… いるのか?

ここでグリシャがジークを目視することができたのは、横に立っているエレンの記憶越しに見たからと考えられます(30巻120話)

 

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-バカか…
-ジークがあんな髭面おじさんなわけないだろ?

あの可愛い少年時代とは似ても似つかない”髭面おじさんの外見”を見て即座にジークだと認識できたのは、エレンの中にある”ジーク”という名前の情報と、そこに結びついた”髭面おじさんの外見”の情報を参照したからと考えられるわけです。だから我に返った時に「なんであれをジークだと思ったんだろう」と自分に疑問を呈しているわけですね。

 

さらにエレンという人格、すなわち情報の結びつきの固まりが、当時のグリシャという情報の固まりにアクセスしたことによって結びつきが生まれているようで(30巻120話)

 

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-次の記憶だ ジー

それまでジークのことを「兄さん」と呼んでいたエレンも、グリシャと同じ呼称になってたりします。つまり他の継承者が出てきたかのように見える部分というのは、実際にその当時の継承者とシンクロしている感じになっているわけです。以前にも同様の場面がありまして(22巻88話)

 

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エレンが記憶を思い出している時、クルーガーにもエレンにシンクロする部分が生まれたことで(22巻89話)

 

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-ミカサやアルミン
-みんなを救いたいなら 使命を全うしろ

 

エレンの中にあった情報を参照して二人の名前が出てきたと捉えられるでしょう。

 

 

ちなみにこちらの場面も(13巻53話)

 

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原作だと分かりづらいですが、アニメでは「えっ?!」っていうリアクションを”明確に”入れてきていました。ちゃんとシンクロしているわけです。その他にもたくさんそういう場面はありますし、このあたりも重ねてきている感じがしますね(22巻88話、30巻121話)

 

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もはやどこまでが”もともとのエレン”と言えるのか分からなくなってきます。そもそも本来の自分とはなんなのか。全てのユミルの民は道で繋がっている、すなわちそれぞれに結びつきを持っていると考えれば、最近のガビに限らずいろんな人をいろんな人に重ねてきているのは、知性巨人ほど顕著ではないにしても一般のユミルの民にもそういう部分があるということかもしれません(17巻68話)

 

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-私は…本当に…自分の意志で動いてるの?

自分の意志とははたして。

 

 

 


これらを踏まえてようやく本丸なんですが、やはり気になるのはこのセリフです。

 

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-あんたがオレを親父の記憶に連れ込んだおかげで今の道がある

 

 

 

すでに長くなってしまいましたので詳しくは次回にしたいと思いますが、少しだけ。


普通に考えて、いわゆる並行世界のような感じに受け取れると思います。今の道に入ることができたということは今までは別の道にいた、もしくは別の道を見ていたということですからね。いちおう、自分が過去を変えた、つまり歴史を変えたと思い込んでいる(≒思い上がっている)という可能性も完全には否定できないのですが、単行本の表紙とかスピンオフの件もあるのでおそらく並行世界の解釈の方が正しいように思います。

 

そこで、並行世界の観測者という問題に関して 053 宇宙の向こう側 という記事の最後に書いたのですが(半分ふざけたような記事ですのでご参照いただくにしても最後のあたりだけでいいかもしれません)、言うまでもなく一般的な人間の視点だったエレンに並行世界を認識することはできないはずです。グリシャやクルーガーも然り。じゃあこれは誰のセリフなのか、誰の記憶を参照してて誰とシンクロしているのかと考えてみれば、「進撃の巨人」以外にないだろうと考えられます。

もちろん進撃の巨人という名の人がいるわけではありません。でも先述の通り、記憶の結びついたものが個性や人格とも言えるという理解があれば、継承者たちの記憶が集まったそれも、ひとつの個性や人格のように捉えられるはずです。その大きな個性が進撃の巨人さんだということになります(以降、作品名や知性巨人の名称とまぎらわしいので、この集合人格のことを便宜上”進さん”と略称することにします)

進さんは「道」そのものの一部でもあり、座標での時間の流れなども考慮すれば高次元の存在のようなものと捉えられます。過去から未来の全ての継承者の記憶を持っており、視点は限定的ながら全ての歴史を俯瞰的に見ることができると言えます。あるいは進さんであれば別の可能性の世界にいる継承者たちの記憶をも認識できるかもしれません。


そこで先のセリフに戻りますが、進さんの視点から見れば今までは異なるルートの道が見えていた、そして今回ジークの行動により「今の道」に入れたという感じになるでしょうか。もちろんここで言う「今の道」というのは、私たち読者がこれまでずっと追いかけてきたこの作品の一連の流れということになるでしょう。

 

ただ単純に並行世界と考えてもツジツマが合わないところが出てきます。

 

まず進さんの言葉に従ってジークの行動がトリガーであるとします。ジークがエレンを座標に連れてくるためにはグリシャがフリーダを食ってエレンに始祖を継承する必要があります。そして前回の記事でもお話した通り、グリシャがフリーダを食ったのはおそらくエレンがけしかけたからだと考えられます。ここで前後関係がよく分からなくなってしまいます。鶏が先なのか卵が先なのか。

 

ひとまず、ジークの行動がトリガーだというのはリップサービスかもしれないので、もっと「今の道」の起源となる出来事まで辿ってみましょう。そもそもエレンとジークが生まれていなければ今回のことは起きてないわけです。ということはやっぱりグリシャがレベリオの壁を出たことが起点になってくるでしょう。作中で繰り返し強調されてきた「お前が始めた~」という表現とも合致します。

レベリオの壁を出たグリシャはいろいろあってジークを非行に走らせた後、パラディ島に渡りエレンも生まれます。壁の王とか使命よりも嫁と子供を優先させて平和と自由を満喫していました。そして・・

 

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エレンにけしかけられ・・って、やっぱり鶏か卵かという問題にぶつかってしまうんですね。うーん。

 

 

・・といったところで、中途で恐縮ですが次回に続きます。

 

 

 

 

 

本日もご覧いただきありがとうございました。


written: 29th Jan 2020
updated: none