進撃の巨人を読み解く

進撃の巨人はSFを下敷きにしたヒューマンドラマだ・・と思う

053 巨人化学 番外 宇宙の向こう側

※修正 2020/1/29 : 画像を一点削除。文章には一切の変更はありません。

 

みなさんこんにちは。

 

※注:これは巨人化学の記事ではありません。

 

暴論注意
巨人化学とは何の関係もない話なのですが、どう分類しようか迷った末に、巨人化学関係の記事を最近書いてなかったという大人の事情でなんとなく番外と題しました。疑似化学です。今回は毒を吐いています。ぶっちゃけると毎月この時期はつまらないんです(16巻65話)

 

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恒例のアレのせいで進撃まわりのネット閲覧は遮断しないといけないし、かといって考察記事を書けば、上げた瞬間に全然違っている恐怖がつきまといます笑 早バレなんか滅びてしまえばいいのに。その怒りのぶつけ所(八つ当たりともいいます)として、当たり障りのないループ説をいじくって遊んでみようという感じです・・ので、ループ説をこよなく愛する方には閲覧をおすすめしません。毒が含まれていますので、刺激物に過剰反応される方も閲覧をお見合わせください。

※効果には個人差があります。
※この記事はループ説という楽しみ方自体を否定するものではありません。
※個人の感想です。


残り数日を待つ間の暇つぶしにでもしていただけたら幸いですが、駄文の自覚はありますので、ご了承の上で閲覧くださいませ。

 

この記事は最新話である111話までのネタバレを含んでいる可能性と含んでいない可能性が同時に存在しています。さらに登場人物や現象についての言及などなど、あなたの読みたくないものが含まれている可能性とそうでない可能性も同時に存在しています。また、単なる個人による考察であり、これを読む読まないはあなた自身に委ねられています。その点を踏まえて、自己責任にて悔いのないご選択をしていただけますよう切にお願い申し上げます。あなたの選択とその結果に対して、当方は一切の責を負うものではありません。

※画像は全て 「進撃の巨人(諌山創著 講談社刊)」 より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。 

 

 

 

 

[宇宙の向こう側]

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・循環構造説

 

進撃といえばループです。ループしまくっています。

 

のっけから何だと思われるかもしれませんが、これは事実です。

 


最近でも何か謎に思えることが提示される度に、「ループだとしたらこう解釈できる」「進撃にはループ説があるからきっとこうだろう」という感じのものを見ないことがありません。興味深いのは、どれもループしていることが前提になっていることです。そして、誰もループを前提にしている根拠を語っていなかったりもします。

ループ説ってなんとなく面白そうに聞こえるんですよね。こう言うと、使い古されたギミックだって話になるんですけど、それでもどういうトリックが仕掛けられてるのか気になってしまいます。割と万人の興味を引きやすい響きがあるんだと思います。

だから「進撃 ループ」とかで検索してみると一目瞭然、あらすじやキャラなんかを紹介したりする感じのまとめサイトやらがずらっと並びます。そういうサイトはアクセスを稼ぎたくてやっているわけですから、喰いつきが良ければ何でもいいわけです。だから深く踏み込んだ話題よりも、進撃を知らない人でも興味を持つようなネタを選ぶわけです。

すると、進撃をまだ読んだことない人や、読み始めたばかりの人が検索してそれを読み、感化されていきます。その人たちはループを前提にして物語を読むようになり、ループ関連の情報を求め、アクセスに繋がるからサイトが取り上げて・・ループしていくわけです。

 

実は進撃でループしているのは、ループ説そのものだったのです。 ナ、ナンダッテー

 

 

 

 

 

・クラウン説

 

でも確かにループしてそうな雰囲気もなくはないですよね。

 

じゃあループしてると仮定して物語を読んでいきましょう。


ループしているとすれば、何かの理由で起こっているループを解消する、みたいなお話になると思われます。つまりみんなが頑張ってがんばって、最終的に正解に辿り着こうとしている過程なわけです。間違った道を選んだらまたループの繰り返しです(6巻25話)

 

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-悔いが残らない方を自分で選べ

んん・・まぁ、兵長はループしてることを知らないからこう言ってるんでしょう、仕方ないですよね。エレンが選択することに意味があるのかもしれません。兵長がこうやって後押ししたことが、きっと正解の選択に繋がっていくに決まってます(13巻53話)

 

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-だが壁の外で吸った空気は違った
-地獄のような世界だが
-そこにはこの壁の中には無い自由があった
-俺はそこで初めて自分が何を知らないかを知ることができたんだ

「不知の知」ですね。さすが兵長、含蓄のあるお言葉・・・って、んんん?

 

ループを抜け出すためには彼らは正解を選ばないといけません。そこに一切の選択の余地は無く、正解以外は全て”間違い”です。ということは、残念なことに彼らには自由なんてハナから存在しません。正解を見つけるまでは、ずっとループに縛られた不自由な存在です。兵長は壁内が不自由だったことを知ったそうですが、そんなことは関係なく不自由なんです。残念なことに「選択」も「自由」も、兵長の言ってることはみんな的外れです。井の中の蛙です。まぁそんな皮肉めいたストーリーも嫌いじゃないですけど・・

兵長、ピエロですね。

 

リヴァイ兵長をお好きな方は、ループ説から脱落することをおすすめします。

 


ああ、でもたぶん壁内は記憶改竄などで世界を知らないから仕方がないことなのかもしれません(22巻89話)

 

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-再び目を覚ますと
-そこには自由が広がっていた

外の人も一緒でした。

 

ユミルをお好きな方は、ループ説から脱落することを(以下略)

 


タイトルにもなっている「進撃の巨人」は自由を求めて戦う人たちです。まだ過去や結末は分かりませんが、自由のために自身や他人の命なんかを犠牲にしていく様は、いろいろ考えさせられますよね。

いや、まてよ・・彼らはループしてるから不自由なんであって、じゃあループしてない現実の私たちは普通に自由ですよね。別に命を賭けたり悩んだ末に悔いのない選択をする必要もなく、私たちは最初から自由で、彼らは最初から不自由なだけです。なんか彼らの立場に共感できなくなってきたような。あ、あれですね、当たり前だと思ってる自由を噛みしめろ、こんな不自由な人たちもいるんだ、みたいな感じとか。でもやっぱりループしてる人って現実味がなくて自分を重ねられないし、うーん・・

 

現実でループしてない方は、ループ説から脱(以下略)

 

 

・クラウン説の龍玉的解釈

 

かなりふざけた書き方をしてしまいましたが、ループしてるってことは、裏を返せば”何度でもやり直しがきく”ってことです。だとすると、全てが軽~い感じになりそうです。だって、選択とか悩まないで適当に選べばいいですし、心臓を捧げたってどうせまた生き返るんですから死んでもあまり深刻な感じがしません。神龍に生き返らせてもらえばいっか、な感じです。もういっそループしたままの方が楽しいんじゃないかと思えたりして。そもそもなんでループを解除しないといけないのかなんて疑問まで湧いてくるかもです。なんか物語のメッセージが全て陳腐化してしまいそうな感じしかしません。

 

 

 

・朝廷陰謀説

 

ところで最初に「誰も根拠を語ってない」なんて書いたので、ちゃんと根拠は言われてるって反論ができそうです。特にこのへんとか(22巻89話)

 

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-ミカサやアルミン
-みんなを救いたいなら
-使命を全うしろ

自分語りになって申し訳ないですが、私は昨年の12月に”面白い”以外の前情報は一切無しで進撃を読み始めました。第1話を読んでから1週間もしないうちに87話までたどり着きましたが、その時の感想はこんな感じです(1巻1話、22巻87話)

 

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-イヤッ…なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど……
(中略)
-エレン?

-どうして泣いてるの?

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-泣いてるの エレン?
-……なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど……

ああ、エレンが最初に見てたのは記憶だったんだな、って。

多分これ、ごく一般的な感想だと思ってます。ネットなどの情報が無ければという条件付きですが。ところがループ説が語られる時にはだいたいこの事実が抜け落ちています。さらに言えば、「ミカサやアルミン~」というセリフはクルーガーが前回のループを知っている証拠、なんて言われますけど(22巻89話)

 

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-…さぁ?
-わからない
-誰の記憶だろう?

クルーガーはじぇんじぇん知りません。ただその瞬間に道からの記憶の影響を受けて口から出てしまった、という感じです。そしてこれも抜け落ちているんです。

 

おそらくこの抜け落ち現象は認知バイアスの一種で、都合の悪い情報から目が逸らされているんだろうと想像します。認知バイアスはごく普通の脳の働きで、大なり小なり、常日頃から私にもみなさんにも起こっています。例えば、好感という名の偏見を持っている相手に対しては、それを補強する良いところが目に留まり、否定する悪いところは目に入りにくくなる感じです。恋は盲目なんて言いますけど、これが認知バイアスです。それは脳の働きですので、本人が意図してやっているわけではありません。ですから、ループしてると思っている人はよりループしていると自然に思い込まされていき、むしろ否定する人がおかしなことを言っているように見えてくるんだと思います。


そのバイアスは最初に述べた”ループ説のループ構造”から生じているわけですが、たぶん諸悪の根源はこれです。


マブラヴをパクりました」


そう、敵は本能寺にあったのです。

 

 

 


・生命の起源説

 

作者がどこまで意図していたかは分かりません。たぶん多少は狙ってたと踏んでいますが。いずれにせよ、この発言によって「パクり元がループなんだから進撃もループ」という理屈が成り立ち、「しかも作者本人が言っている」という後光効果によって補強が可能です。

普通に考えたら、これだけ謎や引っ掛けを繰り出している作者が最大のトリックのネタをばらすはずが無い、と疑ってかかってもおかしくないんですけどね。バイアスがかかってしまうと、そんな不都合な考えは浮かんでこなくなります。

例えば、もし完全にパクってて思ってた以上に人気が出てしまったと仮定します。先に白状した方が「潔い」といったポジティブな反響を得ることができますので、あのコメントは理に適っています。ただ、その場合は私だったら必死で違うオチを考えます。出版社だってオチまで一緒だったら黙ってないのではないでしょうか。すると、パクったパクッてないに関わらず、結局オチは違うものに落ち着くように思います。

冒頭のエレンの目覚め方、謎の生命体と戦う、訓練兵、立体起動などなど、かなり酷似したプロットが多いのは事実です。でも、エレン(=人間)が巨人化した時点で既にパクり元とは全く別の話になっています。そしてループ説の根拠とされていた仕掛け(エレンの夢とかミカサの入れ墨とか)には、次々と異なる解答が与えられています。頭痛もループと関係無さそうな場面で出てきてしまいました。ところがそんな諸々は関係無いとでも言うかのように、ループ説は今も生き残り、増殖を繰り返しています。もはやループ説は、人の思い込みが生み出した生き物のような存在になっています。

 

そう、私たちはこの新たな概念型生命の発生と、その増殖の目撃者なのです。ナ、ナンダッテー

 

 


・観測者

 

興奮醒めやらぬところ恐縮ですが、マブラヴがループなのはたぶん理由があります。

 

マブラヴはいわゆるノベル形式のゲームで、プレイヤーが選択肢を選ぶことによって変化するルートを見ることができるゲームです。当然、熱心なプレイヤーは全部のルートを見るために何度もプレイし、毎回異なる選択肢を選んでいくわけです。そして、その中で正解である選択肢を選んだものを true end なんて呼んだりするわけです。プレイヤーはまさに物語の主人公として、ほとんど同じだけど少しずつ変化していくループ世界を繰り返し体験しているんです。

そのプレイヤーの行動を逆手にとったトリックになっているから、面白いのではないでしょうか。

ところが進撃は漫画です。私やみなさんのような熱心な読者は繰り返し読みます。でも、内容が変わることはありません。選択肢を選ぶことも無ければ、結末も、途中の流れも、決して変わらないのです。つまり、仕掛けとしてマヴラブのような面白味がありません。まさに劣化コピーが約束された手法になってしまいます。

 

そしてなにより、ループというのは観測者がいないと成り立ちません。誰も知らないループなんて、何の意味もないのです。実はみなさんは生まれてくる以前に同じような人生を過ごしてきて、今回は5回目くらいのループなのかもしれません。でも、覚えてないだけです。んなわけあるかと思う方、面白いと思う方、様々だとは思いますが、いずれにせよ今回の人生のあなたにとっては何の意味もありませんよね、覚えてませんから。さらにあなたの行動によってそのループが終わることになりました。でもループしていたことを知らなければ、やっぱり何の意味もありません。ただの一本に繋がった人生以外の何物でもないのです。ミカサは初期から驚いて驚いておどろきまくっています。何も知らないと捉えるのが自然であり、何も知らないのであれば、ループしてようがなかろうが何の意味もありません。

 

 

 


多世界解釈

 

否定のための否定はどうかと思いますので、対案としての解釈を考えてみたいと思います。そこで、この観測できなければ意味が無いというのが重要だと考えます。


というのも、現代の科学界には「この世界はパラレルワールドだ」という説が実際に存在し、それは否定されていません。疑似科学ではなく、本当に頭の良い科学者が言っていることです。実際のところは否定されていないというより、否定できないのですが。

なぜ否定できないかと言うと、並行世界があっても私たちには観測できないからです。だから、あるかもしれないけどその存在の有無を確認できないので考えても無意味、というのが現代の科学者の立場です。おそらく作者は同様の考え方をしているんじゃないかと想像します。

それが現れているのが、スピンオフなどに対する作者の姿勢かもしれません。私はミカサ外伝を読んでスピンオフを追いかけるのを辞めたクチなので全部を知っているわけではありませんが、どうも基本設定だけプレゼントしてあげて、後は各自にまかせてる感じがあります。あの伝説の実写版映画、当初は原作に沿った脚本が書かれたそうです。それを作者の「原作とは違うものにして欲しい」という鶴の一声で書き直した結果、あんな感じになってしまったそうです。if 世界とは並行世界です。ですから、そこで原作と異なることがあっても問題ないと考え、各製作者に委ねているのかもしれません。でも各製作者の考えが入る以上、どんなに似せても原作の世界とは別の世界なわけです。だからむしろ原作と同じじゃない方がいい、というような感じを受けるんです。

 

 

並行世界といえばもひとつ、単行本の表紙ですよね。

まず前提として、基本的にはネタバレを防ぐ仕掛けでもあると思います。例えば10巻の表紙がこちらです。

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10巻のはじまりは39話、まだナナバやゲルガーたちが生きているところから始まります。別マガを読んでない読者は、表紙と合わせてこう思いながら読むかもしれません。「この後エレンやミカサが助けにくるんだろうな」と。

ところがその予想は裏切られ、まさかのあの人が巨人化するわけです。初見の読者の驚きが増強される面白い仕掛けだと思います。さらに面白いのは、もしエレンたちが早く到着してたら実際にあったかもしれない、まさに if の光景になっていることです。”選択”が取り沙汰される作品において、表紙だけには異なる選択による可能性の世界が表現されているわけです。

でもその続きが本編で描かれることはありません。なぜならそれは”たられば”であり、並行世界ではそんなことがあったかもしれないけど、本編の世界ではその先を考えても意味がないことだからでしょう。それを示すかのように各巻の表紙にも全く繋がりはありませんし、実際の展開通りのモノもあったりとごちゃまぜになっています。その意味するところは、表紙はある特定の並行世界を追っているわけではなく、その都度存在する別の可能性をチラ見せしているだけということです。

 

互いに観測できない並行世界があったとしても、それぞれの世界の人物から見れば一本道の人生と何ら変わりません。無限の可能性があるということを模式的に表しているだけです。サシャがあの場で死ぬ可能性の裏には死なない可能性も必ず存在します。でもどちらかしか選べませんし、何をしたらどちらに辿り着くかを事前に知ることはできません。だからこそ、その時最善と思える悔いのない選択をしろというメッセージが生きてくるのではないでしょうか。

ちなみに、もし表紙を以前の失敗したループだと解釈するなら、ミカサはもっと頻繁に頭痛を起こす必要があると思うのですが、やっぱりこれも都合が悪いので抜け落ちています。それまで根拠としていたはずのミカサの頭痛は見えなくなってしまい、あくまでループしていることだけを前提として解釈が行われてしまうのです。認知バイアス、こわいですね。

 

最近だとガビが認知バイアスの申し子のように描かれていますが、実はこんな初期から描かれていました(2巻5話)

 

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-さっきから何度も…何度も蘇生術を繰り返してるのに!
(中略)
-フランツをこのままにできないでしょ!!

ハンナは目の前にある不都合な事実を認めたくありませんので、脳によって誤認が起こってしまっています。本人の必死な言動から分かる通り、蘇生術で息をふき返すはずなのに、ってハンナの意識は心から思いこんでるんです。

 

さて、連載初期から認知バイアスを描いてる作者の「パクり」発言、狙ったものでしょうか、そうでないのでしょうか。

 

 

 

 


・ループ説

 

これだけあれこれ書くとループ否定論者だと思われるでしょうが、実は違います。いわゆるループ説とは全く異なりますが、あり得ると思っていたりします。

 

以前も記事にしました通り、ユミルの民の「道」のネットワークは人間の脳と相似形を持っていると思われます。ということは、作中の世界をその脳内のことと見立てれば、「道」全体の持ち主は高次元の存在のようなものだと言えます。みなさんも頭の中では、同じことに対していろんなパターンを考えたりできますよね。過去も未来のことも、自由にイメージすることができますよね。脳内では同じことを何度も、結末を変えながら思考することができます。つまりその高次元の観測者の視点では、ループしているようにも解釈できるわけです。もちろん作中の人物たちには全く意味がありませんけどね。いや、意味ないとか言いながら、○○○○がそんな存在になるんじゃないかと予想はしていますけど。あと、壊れたミカサの脳内で延々と繰り返される妄想にできそうな伏線もあるにはあります。

そして最終的には、漫画という2次元の世界を俯瞰しているのは、3次元の存在である私たち読者だというのも言えるのかもしれません。私たちは観測者として異なる可能性を想像、または創造することができるのです。

 


・・そして、なぜこんなクソ記事を書いたかというと、次の巨人化学の記事の前フリとして書いておきたい部分があったからだったりします。お後がよろしいようで。

 

 

 

 

 

 

-雑感-

 早バレについて少しだけ雑感を。

編者さんのツイートが少し話題になっていたようです。確かにあのアカウントは半公人的性格を帯びていると思うので、そこでの発言としては褒められたものではないのかもしれません。ただ言っていることはホントその通り。

 

 私は誰かを批判するつもりもないのであくまで事実だけを述べておきます。

 

〈事実〉

ああいう早バレなどのように、作品をそのままアップロードする行為は間違いなく犯罪です。その犯罪により、作者は不利益を被っています。私たちがそういったyoutubeやウェブサイトを見ること自体は犯罪ではありません。でも、その罪を問われない人々のアクセスが、不当な金儲けを目的とする犯罪者を肥やし、彼らの動機になっていて、作者に不利益をもたらしていることは間違いない事実です。

〈事実ここまで〉

 

お金を儲ける目的ということは、その手段であるアクセス数を稼げなければ彼らはアップロードを辞める可能性が高いです。編者さんの言ってる通り、これはユーザー側の意識の問題ですね(16巻66話)

 

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早バレなんて滅びたらいいのに。


-雑感おわり-

 

 

 

 

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。


written: 5th Dec 2018
updated: 29th Jan 2020