進撃の巨人を読み解く

進撃の巨人はSFを下敷きにしたヒューマンドラマだ・・と思う

069 最新話からの考察 115話 ゆらぎ

みなさんこんにちは。

 

なんか以前の記事の焼き直しっぽい自覚もあるのですが、それでもなんでもエレンについてのお話です。

 

 


この記事は最新話である115話までのネタバレを含んでおります。さらに登場人物や現象についての言及などなど、あなたの読みたくないものが含まれている可能性があります。また、単なる個人による考察であり、これを読む読まないはあなた自身に委ねられています。その点を踏まえて、自己責任にて悔いのないご選択をしていただけますよう切にお願い申し上げます。あなたの選択とその結果に対して、当方は一切の責を負うものではありません。

※画像は全て 「進撃の巨人(諌山創著 講談社刊)」 より引用させていただき、個別に巻・話を表示しております。注記の無いものは全て115話からのものです。

 

 

 

 

 


[ゆらぎ]

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先月の考察で「エレンはジークとは向いてる方向が違う(キリッ」ってやってたので、115話のエレンを見て足元が揺らいだ感じを覚えたのですが、同時に確信めいた感じも覚えました。そんな相反する感情の間で揺れ動くことについてです。

 

 

 


115話で確定した事実として、エレンが安楽死計画に同調していたことがあります。

 

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-この世に生まれないこと
-これ以上の救済は無い

これを意図的な嘘と捉えるのはちょっと苦しいように思いますので、言葉通りに受け止める前提でいきます。ただ、ここでひとつ気になるのは、ジークの問い掛けに即答せずにグリシャの話を始めていることです。

 

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もしかしたら心のどこかに迷いのようなものがあったのかなとも感じられます。

 

 

さて、少し前置きが長くなってしまうのですが、ここに至るまでのエレンの変遷を駆け足で振り返ってみたいと思います(3巻12話)

 

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-偽物かもしれないけど…
-それでも…
-成功させなければならない…

-オレは…
-ならなきゃいけないんだ…
-みんなの希望に…

エレンはもともと”個”の考え方が強い方だと思いますが、この頃は”全体”の希望にならなくてはという焦りで一杯になっていました。年頃もあるでしょうが、思わず手に入れた圧倒的な力に縋っていたようなことも本人が回顧しています(17巻68話)

 

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-その強さは自分のものだと思いたかったから…
-それこそ弱い奴の発想だ

”個”と”全体”の間を揺れ動きながら、自分を見つめ直している感じでしょうか。やがて自分のために周囲が死んでいくことなどの重責などもあって、父親を絡める形で完全な自己否定に陥ります(16巻65話)

 

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-…いらなかったんだんだよ…
-オレも…
-オレの親父も…

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-ヒストリア…
-オレを食って 人類を救ってくれ

人類のことを考えれば自分も父親もいない方が良かった、つまり”全体”のために”個”が死ぬべきということです。ちょうど今回、ジークに対して言っていたセリフと同じ方向性ですね。

 

でも当時は、ヒストリアや仲間たちの想いを受け”個”に揺り戻しています(16巻66話)

 

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-ごめんなさい…
-最後に一度だけ…
-許してほしい

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-自分を信じることを

 

その後は母の承認などもあって自分を信じる方向に進んでいきました。そしてシガンシナ戦で親友のアルミンを失いかけた時に生かすことに執着したのは、まさに”個”の欲求が全開だったと考えられます。

 

そこで”個”を主張した結果がこちらになります(21巻85話)

 

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-エルヴィン団長がもういないなんて……
-僕達は… この先どうすれば…

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-…そんな…バカなことが…

”全体”のことを考えれば君の主張したことは誤りだ、と本人から否定される始末。自身の”個”の主張の結果、親友が苦しんでいるということでもあります。さらにグリシャの記憶を得たことで・・(22巻90話)

 

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-きっと壁の外には
-自由が

父が自由を求めて壁の外に出たこと、すなわち自分の信じるものを貫いた先に待っていた結果は惨憺たるものでした。自分を信じて進むことが”全体”のためにならず、大事な人さえ失いかねないという”個”への否定が続けざまに襲ってきたわけです(22巻90話)

 

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-…なぁ?
-向こうにいる敵…
-全部殺せば
-…オレ達
-自由になれるのか?

それでもエレンは自由を求めているように見えます。ですが、疑問を投げかけるということは揺らいでいる部分があったのかもしれません。自分の気持ちに正直であること、すなわち自由であろうとすること自体が間違いなのだろうか、度重なる”個”の否定はそんな影を落としていたかもしれません。ただ、生来の自己肯定感の高さゆえか、この頃はまだ”個”の方が強かったことが覗われます(25巻100話)

 

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-確かにオレは…
-海の向こう側にあるもの全てが敵に見えた

自由を追い求める自分は悪いのかもしれない、でもやっぱり自由を阻害する奴らが悪い。もしかしたら以前にもあった転嫁の感じと同じかもしれません(7巻29話)

 

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-オレがした選択で皆死んだ
-オレのせいで… 皆が……
-…だけど
-やっぱり…
-お前が悪い

 

やがて、自由を脅かす敵を滅ぼすという”個”の欲求は、義勇兵が持ち込んだジークの計画によって”全体”に対する正当性を得ることになります。敵を倒すことは”全体”のためにもなるからです。


しかし、ここでまた大きな葛藤が生まれています(27巻107話)

 

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-家畜みてぇに子供を産まされ殺されて
-やっと生きることが許されるって言うのなら…
-オレはジーク・イェーガーの計画は到底受け入れられません

「お前らが大事だから」と104期に言っていましたが、当然ヒストリアがそこに含まれているのは疑いようがありません。特定の仲間に生きていて欲しいというのは、まさに”個”の欲求でしょう。自由を阻害する敵を滅するという”個”を貫くためには、ヒストリアを犠牲にする必要があります。ヒストリアを犠牲にしたくないというのもまた”個”ですから、自分の中で相容れない個と個がぶつかり合ってしまったわけです。

なにをどうすればいいのか分からなくなってきました。エレンもそうだったのかもしれません。

ここで思い浮かぶのが「何かを捨てられない人は~」という考え方ですが、エレンはどちらも捨てることができなかったのかなと思います(6巻24話)

 

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-最悪一人をここに置いていかんとならなぇぞ…
(中略)

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-そんなことに頭を悩ませんのはクソだ!

ジャンは作中の”普通の”感性の持ち主だと思います。誰かを踏み台にするなんて、なかなか思い切れるものではないということです。エレンもそんな感じで身動きが取れなくなっていた可能性がありますね。そして、そんな自己矛盾と動きの遅い兵団への憤りが重なっていた折に、イェレナから安楽死計画を聞かされたことになるでしょうか。

 

イェレナとの密談についてはまだ想像しかできませんが、エルディア人は生まれない方が良かったという”全体”思想に向かった契機はこの密談しか考えられません。であるならばこんな感じでしょうか。

 

ヒストリアを生かそうとすれば”全体”が死にます。敵を駆逐し”全体”を生かそうとすればヒストリアと子孫が家畜になります。エレンの願う”個”は、どちらを追い求めても必ず誰かの犠牲が付きまといます。

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-子供達の死はオレ達を生かした

父はエルディアを復興し、自分たちが生きるために壁の王家を滅ぼしました。父の”個”によって壁の王家が犠牲になり、そしてまたヒストリアが犠牲になろうとしていることになります。その点においてジークの計画は、世界もエルディア人も”全体”の苦しむ人が少なくなる可能性を秘めています。ヒストリアの子孫だって産まれてこなければ、巨人になって家族を食う必要もありません。エレンも誰を生かして誰を殺すなんてクソなことに頭を悩ませる必要もありません。世界中の人々が巨人の脅威に怯えることもありません。今みんながこんな苦しい思いをしているのは父が壁の王を殺したからで、みんなのことを考えればやっぱり父も自分も要らなかったんだ。

・・とまぁこれは想像に過ぎませんが、エレンがジークに会う前から安楽死計画を受け入れていたのならば、密談で得た考えや記憶によってこんな感じの思想になっていたかもしれません。”全体”のための”個”の死ですね。

 

 


ところで、密談に関してひとつ鍵になりそうなものが見えてきました。

 

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-始祖の力を使えるのは君じゃない
-その決定権は始祖の保有者に委ねられる

今回クサヴァーさんが言っていたことから、始祖の持ち主の意志が重要だということになります。そしてこれはイェレナが言っていたことと繋がってくるように思います(27巻110話)

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-エレン・イェーガー自身に
-主体的な思想があることを私は求めました

彼らにとってエレンは、自らの意志で計画に賛同する「信頼できる誰か」でなくてはならなかったわけです。だからイェレナはエレンの「主体的な思想」を重視した働きかけをし、ジークも真っ先にその意志を確認したのでしょう。もしもエレンにその意志が無ければイェレナが「信頼できる誰か」に成り代わる、といったオプションがあった可能性もあり得ます(24巻97話)

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-大抵その「何か」は
-自分の意志じゃない
-他人や環境に強制されて仕方なくだ

エレンはファルコに”自分の意志で進むこと”について話しています。それはファルコに説いているというより、まるで自分に言い聞かせているようにも感じられるものでした。

 

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-オレはやる
-オレの手で巨人が支配した
-二千年の歴史にケリをつける

やはり”自分がやる”ということが強調されています。おそらくイェレナに自主性を求められたことによって、強く思うところがあったのではないかと思います。当時は動きの遅かった兵団への苛立ちもありましたから、区別するような考えも少なからず感じます。ファルコに語っていた、自分の意志で進む者と周囲に流される者という考え方。自分は他の奴らとは違っていて、決して環境に流され縛られるものではなく、自分の自由な意志で進む者でなくてはならない。独断での潜伏という行為自体にもそれが表れているかもしれません。

 


さて、ここまでがジークの回想までにあった出来事です。ずっと”個”と”全体”の間を揺らいできたエレンが、イェレナとの密談で”全体”に寄った形でジークとの対面に至ったのであれば、きっぱりと安楽死計画への賛同を口にしたことも納得できるかもしれません。では、これを踏まえて”ジークと会った後”を振り返ってみます。

 

 


襲撃直前のライナーとの会話は、115話を読んだ今なら見えてくることがあります(25巻100話)

 

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-世界を救うためだったら
-そりゃあ
-仕方ないよなぁ…

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-なぁ…? ライナー
-お前…ずっと苦しかっただろ?
-今のオレには
-それがわかると思う…

母が死んだのは”世界のため”でした。そして、かつてはあれほど憎しみを覚えたとはいえ、ライナーたちも環境に背中を押されてやったに過ぎません。苦しんでいるのは壁の中も海の外も同じ。誰もが環境によって苦しめられているなら、やはりその環境を失くしてしまうのが一番なはずです。

 

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-…一体何ができたよ
-子供だったお前が
-その環境と歴史を相手に

子供だったライナーが環境に流されたのは仕方の無いこと。でも今の自分は環境に流される者ではない、だからそんな環境を”オレが”終わらせてやる。悪魔と呼ばれてでも全世界と全エルディア人のためにケリをつけてやる、といった感じだったのかもしれません。

 

 

ところが・・(25巻100話)

 

 

 

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-違う!!

 

なんとライナーはそれを否定しました。自分はみんなのためにやったのではなく、自身のためにやったんだと言います。本人は死にたいと言ってますから、エレンの言葉を借りれば、自分で自分の背中を押してさらなる地獄に陥った者になるでしょうか。そんな地獄に落ちながらも決して環境のせいにはせず、あくまで自分の意志で選んだことだと言っているのです。

ライナーが自身に矛先を向けているのは自己否定の感情によるのかもしれませんが、エレンから見れば、ライナーは環境に流された人間では無かったんだと受け止められることでしょう。それどころか、誰かが犠牲になることを恐れ、抗えない苦しみから逃れようとしていた自分こそが、環境に流されて環境のせいにしていたと感じられたかもしれません。

 

英雄になりたいというのはみんなに認められたかったということです。みんなの承認を得たいというのは、自分の価値を確認して”生きたい”ということでもあります。エレンはみんなの希望になりたかったかつての自分とライナーを重ね合わせていたかもしれません(25巻100話)

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ライナーの言葉を聞いて呆然としているエレンに、ヴィリーの言葉が飛び込んできます(25巻100話)

 

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-…ですが
-私は死にたくありません

みんな自分が生きたくて、他者を犠牲にしてでも自分が生きるための選択をしています。なぜなら・・(25巻100話、4巻14話)

 

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-私がこの世に生まれてきてしまったからです

 

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-オレが!!
-この世に生まれたからだ!!

最もエレンに刺さる言葉だったんじゃないかと思います(25巻100話)

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-やっぱりオレは…
-お前と同じだ

「やっぱり」同じだったんです。もともとエレンは”自分の意志で進む”という思想の下地をライナーから受け取っていました(24巻97話)

 

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-ただ…
-やるべきことをやる

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-ただ進み続ける
-それしかねぇだろ

前述したように自分を否定されることが繰り返される中で揺らいでしまったんでしょうか。でも根底には確かにこれがあって、そんな深層意識の導きでライナーと話をすることにしたのかもしれません。なんにせよ、もともとエレンの”個”の志向は生まれた時からこちらであったはずです(4巻14話)

 

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-オレ達は皆
-生まれた時から自由だ

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-それを拒む者がどれだけ強くても
-関係無い

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-戦え!!

 

自分が生きるため、自由であるためにどんな敵にも立ち向かうこと(25巻100話)

 

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-オレは進み続ける
-敵を駆逐するまで

この時点ですでにジークと話した時とは考えが変わっていると推測します。戦って、勝ち取る方向へ(26巻106話)

 

 

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-戦わなければ勝てない
-戦え
-戦え

 

 

 

 

 

 

 

ただ、”全体”に振れていた反動かは分かりませんが、これまで以上に自由へのこだわり、”個”の部分が強くなってる感じはします(28巻112話)

 

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-オレが何をしようと
-何を選ぼうと
-それはオレの自由意思が選択したものだ

まるで「オレは常に自分の意志で進んでいるんだ」と自分を追い立てるかのようにも感じます(27巻110話)

 

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-このエルディア帝国を救える奴は
-お前しかいないのにな

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-ジークの居場所を特定する
-それだけだ

敵を駆逐するのは自分のためであって、エルディアを救うためでは無いかもしれません。付いてきたい奴は付いてきてもいいし、そうでない奴(例えば104期や兵団)は付いてこなくてもいい。自らの意志で生きようとせずに環境に流される者は流されていればいい。それが自由意志だ、といった雰囲気すら感じます。そんな感じであれば、兵団やらハンジに自分の考えをいちいち説明する必要も無いかもしれません。自分は自分のやるべきことをただやるだけ。

 

ただ、自由意志というのは確固たる自分があってこそ成り立つと言えるかもしれません。記憶を受け継ぐという仕組みは、そこに再び揺らぎを生み出す要因になるかもしれませんね(28巻112話)

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-誰が… 奴隷だ

 

量子力学では、素粒子は”今ここにある可能性”と”無い可能性”が重なって存在するという考え方があります。日常的な感覚では理解しがたいですが、この相反する状態が同時に存在する様を”可能性のゆらぎ”なんて呼んだりします。そのゆらぎがどちらかの可能性に収束するのは観測が成された時、つまり人間が意識したかどうかで決まるなんて解釈もあったりします。

素粒子によって形作られたこの世界、重なり合った可能性のどちらに収束していくのかは、やはり人の意識や意志によるものなのかもしれません。

 

 

 


-おまけ-

 

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-まぁ…今俺達が接触するのはマズイよな…

今回一番ひっかかったのはこれです。ジークがなぜ接触を避けたのかがいまいちはっきりしません。

考えられるとすれば、他の知性巨人やユミルの民に察知されることを危惧したということでしょうか。以前からエレンがなにかを感じ取ってるような描写もありますし、接触によってわずかでもビリッとなって誰かに気取られることを恐れたのかもしれません。でも触れる度にビリビリして、始祖や王家であってもそれをコントロールできないのだとしたら、なんというか、不便ですね笑

個人的にはこっちかなと思っているのですが、ジークはあの時点ではエレンを信用し切れていなかったのかもしれません。もともとジークは、全体思想の中で育てられたため自分に自信がありません。自分を信じられないということは、他人を信じるのも容易ではないはずです。ワインなどの保険を仕掛けているのも、その表れと考えられるかもしれません。

記事中に書いたシガンシナ戦後のアルミンの言ってることは、言い換えれば「全体のために僕は死ぬべきだった」ということです。あれ?誰かの思想と全く同じですね。そういえばエレンとアルミンは握手でなんかあったような・・

そのアルミンは「同じ夢を見ているエレン」という偶像を抱き、すれ違いました。「同じ夢を見ているエレン」という偶像・・あれ?誰かと(以下略)

 

 


そういえば115話を読み終わってからツイッターを見てたら、ある方が凄い発見をされてまして。ご覧になった方も多いかもしれませんが、二千年の「二千」に対してルビが降られていないんです(29巻115話、28巻114話)

 

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私は全然気づきませんでした笑
ざっと見た感じでどんな簡単な漢字にも全てルビが振られていることにも驚きだったのですが、その中で「二千」だけ振られていないんですね。件のツイートでは講談社のルビ振りの慣例があるのではという話も出てましたが、なにか仕掛けがありそうな感じもします。

ふたせんねん、じせんねん・・うーん、わかりません笑 

あるいは当て字とかでしょうか。ちなみに1話の副題は「二」だけ振られていないという、さらなる謎っぷりです(1巻1話)

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バイリンガル版の副題だと普通に「2,000 years」になってるようです。まぁ、考えても私の脳みそでは分かりそうにないので、とりあえず頭の片隅に置いておきたいと思います。

 

 -おまけおわり-

 

 

本日もご覧いただきありがとうございました。


written:12th Mar 2019
updated: none